私がラジオ出演するきっかけになった話しをします。
白状すると私はこの20年間、まともにラジオを聞いたことがありません。
高校生の頃までは完全なラジオっ子。深夜放送をよく聞いていたので、ラジオには親近感を持っていたんですけど。
ラジオは 『情報のAM』 と 『音楽のFM』 に棲み分けがされています。
私はパーソナリティーの個性が楽しめる 『AM派』 です。
私の職場では、小さな音でクラッシック音楽や環境音楽をかけていることが多いのです。
ボーカルが入っていると聞き入ってしまうので、あまり主張のない品の良いCDをリピートさせています。
ラジオでは、完全に聞き入って手が止まってしまうことは間違いありません。
もともと飽きっぽい性分なもので、同じ音楽を何ヶ月もかけてたら刺激がほしくなってきたんですね。
ある日の午前中、禁断のラジオのスイッチを『ON』、一番クリアに聞こえたのが 『AM1134kHz 文化放送』 でした。
『TBSラジオ』 や 『ニッポン放送』 は少しノイズ気味だったのです。
番組を聴こうと積極的にラジオをつけたわけではないので、そこでしゃべっている人が誰かも知らないし、関心もないわけですよ。
なんとな~く高校生の頃の空気感を想い出して、心地良かったです。
しばらくすると、とても個性的な声の男性が登場し、新宿の 『ある店舗』 の紹介をしてました。
ラジオ越しに紹介される店舗というのは、なんとなく良いイメージが付いてしまうものです。
放送では店の良さを積極的にアピールしますから。
とはいってもそれほど真剣に聞いていたわけではないし、自分のニーズとはハマらない店なので、それほど関心はなく、外出の時間が迫っていたのでラジオは消しました。
その日は2件ほど打合せがあり、最後の打合せが新宿だったのです。
打合せが終わったのが17時頃で、オフィスのある西葛西に戻ろうと新宿駅に向かって歩きはじめたのです。
そこでふと、朝のラジオで紹介していた 『ある店舗』 の記憶が頭の中で浮上したのです、偶然に。
今まさに自分の居る場所が、『ある店舗』 に極めて近いことに気付き、寄ってみようという気になりました。
そこで店を探してエントランスに立ってみると、負の雰囲気でモヤモヤしてるんですよ。
清潔感ナシ、看板で店の情報が伝わらない、エントランスが暗い‥

扉の横に張られた『暴力団や組関係者お断り』的な怖いメッセージがやたら目立つんです。
普通の神経の人なら、この店には怖くて足を踏み入れません。
(文言に『ゲーム参加中』という表現がありますが、ココはゲームの店ではありません。以前のテナントの残したメッセージをそのまま貼り続けているのです。)
ラジオで聞いたイメージとは随分違うな、と思いつつも、その怖い扉を開けて入店したのです。
【後半につづく】