プロフィール

名前:宮本 健

趣味: 緑の中で深呼吸
     映画鑑賞:年間約50本
     モータースポーツ観戦


某ヤンチャな外食企業にて店舗企画セクションの責任者、店舗サポートセクションの責任者、危機管理責任者として従事。

2006年1月
アット・エイド 有限会社 を設立し、外食産業をはじめ、小売業やサービス業を幅広く支援。

東京を代表する幾多の店舗をデザイン。
でしゃばったメディア活動も少々。
商業施設士のライセンスも持つ。


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【Vol.43】 ブランド信仰   2007年08月31日
この夏、私はある実験をしていた。

会う人会う人に靴下をプレゼントしていたのです。
友人やクライアント、メディア関係者から国会議員秘書まで、その数、ざっと30足。

仕掛けはこうだ。
『アパレル関係の方からごっそり靴下をいただいたので、お会いする人に配って歩いてます。1足どうぞ!』と説明し、様々なブランドを入り混ぜた4~5足の靴下を見せる。
色・柄もバラエティーに富んでいる。



面白いことに、ほとんどの人が同じプロセスで靴下を選定していた。

まず、色や柄の好みから『これがイイです』と即決します。

ですが、選定外の靴下を見渡し、ブランド名を確認すると、ポロ・ラルフローレンとかカルバン・クラインとかを選び直すのです。
『やっぱりこちらにします』と。
最終的に選ばれるものは、高いブランドイメージを持つものです。

皆、こちらが聞いてもいないのに、靴下を選び直した理由を言うのです。
『誰も選びそうにないものにしときます』とか『いつも地味路線なので、たまには派手目に』とか。
謙虚に選びましたよ、という印象が残るような発言をします。

『ブランド名で決めました』と言った人はゼロ。

ですが、その行為は紛れもなくブランド信仰でした。

この実験で私の出した答え。

【人は品質よりも、イメージで決断する】

これは飲食店を選定する基準も同じだと思うのです。
お客さんはファサードや看板、サイン類のイメージで入店の判断をしていることが少なくありません。

飲食店である限り、商材である『飲食物』の品質が大切なことはいわずもがなです。
品質を築くことと同等に、イメージも重視しなくてはいけないのです。

ブランド構築こそ、企業や店舗が真剣に取り組まなくてはならないテーマ。

ですが、ブランドは一日にしてならず。
ブランド構築には、高い志と、地味な努力の積み重ねが必要です。
企業として店舗として人として、品格がなくては築けないもの。
ブランド力を付けたければ、まずは自分を磨くことからだな、と思うのです。


靴下選びに話しを戻しますが、靴下の中にはブランド力は低くても、高品質なモノを混ぜていたのです。
ブランドに惑わされず、それらを真っ先に選んだ人が2名だけいました。
2人とも、深い考察力が求められる職業の方でした。
このモノ選びができる人は素敵です。
日 記   コメント(3)
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 コメント
 
坂尻高志 2007年09月02日 20時37分
 
 
宮本さんお疲れさんです。
確かにブランド志向型人間ていますよね。それはエルメスやヴィトンのようなメーカーブランドだけでなく、家柄・学歴・役職なんかもそうだし、社会的地位の高い人や有名人に寄りかかろうとする人なんかも、典型的なブランド志向ですね。おそらく自分の弱さとか足りない能力を、ブランドが持つ付加価値に頼る事によって、バランスを取ろうとしているのだと思います。要するに信用できない人間という事です。

もう少し早く宮本さんとお会いしていたら靴下が手に入ったのかぁ・・。
 

 
マエシロ 2007年09月03日 09時55分
 
 
私は、デザインの仕事をする事が多いのですが、デザインという仕事柄、「ブランド化」という点に関しては、第一に考えます。

『日本人は世界に比べてもブランド好き』という傾向があり、それを企業(商品)戦略として仕事を組み立てる事は必須になりました。

取引先さまにアパレルメーカーが多く、裏を見る機会も多い為、自分自身は気にしてないつもりですが、商品を選ぶ事が面倒になった場合、「好きなブランドをチェックすれば間違いはないだろう」という安易な気持ちにはなります。
 

 
ミヤモト 2007年09月03日 13時36分
 
 
> 坂尻 さん

おっしゃる通り、日本人はブランド信仰の割には、ブランドの意味を理解してない人が多いですね。
その証拠にパチモノが大繁殖してます。

ルイ・ヴィトンのバックを持ったり、ロレックスの時計をするのであれば、自身がそれに見合った存在である必要があります。
『モノ』の前に『自分』ありきなことがわからない人は、ブランド品を活かせないと思います。

> マエシロ さん

裏側の話しはアパレルも外食もいろいろありますね。
メディアや政府にもいろいろあるようです。

お客さんに言えない裏の話しを、できるだけなくしていかなければと思ってます。

私の好きなアパレルブランドは『TULB』です。
知名度は低いですが、イタリア皇室にシャツを納品しているメーカーです。
勝負の日は必ずTULBを着てます。
 


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