プロフィール

名前:宮本 健

趣味: 緑の中で深呼吸
     映画鑑賞:年間約50本
     モータースポーツ観戦


某ヤンチャな外食企業にて店舗企画セクションの責任者、店舗サポートセクションの責任者、危機管理責任者として従事。


2006年1月
アット・エイド 有限会社 を設立し、外食産業をはじめ、小売業やサービス業を幅広く支援。


東京を代表する幾多の店舗をデザイン。
外食産業のご意見番としてメディア活動も。

商業施設士のライセンスも持つ。


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【Vol.46】 人材難とは無縁の店   2007年10月10日
友人が経営するレストランで、4年間社員がひとりも辞めていない店があります。
慣れたスタッフがオペレーションするので、お店のコンディションは当然良い。

西東京に3店舗のレストランを経営している マザーズ の店だ。

1年ほど前に、当時6歳の息子と共に来店したときの感激は今でも忘れません。
料理や飲み物の品質が高く、お出迎えからお見送りまで非の打ち所がないものだった。
そして、息子を一人前の人間として対応してくれたのだ。

今でも息子は誕生日が近づくと 『マザーズでタコのパスタを食べたい!』 とリクエストを出すのです。

来店時に 『私は社長の知り合いです』 などと、野暮なことは言わずに食事を楽しんでいる。
つまり、誰であっても同じ対応を心掛けているのだ。

スタッフは活き活きと心地良い緊張感の中で、接客や調理を楽しんでいるように見える。
『辞める』 という発想が起こらない環境なのだと思う。

社長の保村良豪(ヤスムラヨシタケ)さんは 『スタッフが成長できる環境を造ること』 が社長の仕事であり 『会社(店舗)はスタッフの将来につながる場所であるべき』 と言い切る。

毎月定期的に営業時間を短縮してまで、スタッフ教育の時間をつくっている。
そんな時間がスタッフのモチベーションを向上させていることは想像に容易い。
マザーズのスタッフにとって、職場は単に時間を費やしお金を稼ぐ場所ではないのだ。


昨今は行く先々で 『人材難、採用難』 の話しを聞かされる。
今のスタッフはレベルが低いとか、求人広告を出しても人が集まらないとか嘆かれると、正直うんざりする。
そんな後ろ向きな話しをしないでほしい。

日本の労働力は急速に低下しているので、人が採用し難いのは当たり前。
外食産業のような過酷労働産業では、働き手が不足しがちなのは当たり前。
資本力を持つ企業が採用に力を入れるので、中小の組織に人が集まり難いのは当たり前。

採用を軽視しているわけではありません。
接客や料理に向いている人を採用することは、とても大切です。
ですが、今は入口を広げる(採用)話しは時代と逆行しているし、望みが薄いです。
出口を絞る(従業員満足向上)ことにこそ、注力するべきです。

外食産業は完全に 『人ビジネス』 。
モチベーションが高まる環境を造り、適切な教育を継続させることが重要。

教育に力を入れずに、採用の手法を模索することは愚かな行為だと思うのです。
日 記   コメント(4)
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 コメント
 
マエシロ 2007年10月11日 09時35分
 
 
こんにちわ!マエシロです。
お久し振りのコメントになっちゃいました。。

私も、ここ最近、同様な相談を受けました。
(手伝ってくれという内容が多かったりするのですが…)

私が相談を受けるのは、外食業界では無いのですが、必ず『管理する側の問題はありませんか?』と問いかけるようにしています。
すばらしい人材は、待ってて来るものではなく、作って下さい…と。
≫言うのは簡単なんですけどね…(爆)

私も、いろんな方々に、いろんな機会を与えられて、教えて頂いて育ちました。
≫ちゃんと育ってるかは置いといて頂いて…。はは。

その機会も与えず、「仕事が出来ない」と言ってしまうのは、無責任だと思うのです。

その辺りで、宮本さんに相談するかも…という事だけ触れておこうと思いますー。
(本当に仕事になりそうだったら紹介したいと思っております)
 

 
ミヤモト 2007年10月12日 01時19分
 
 
日本中で『教育不足』がテーマになってますが、その根底にあるのは企業によるスタッフ教育の体たらくだと思います。

ほとんどの企業がスタッフ教育に注力してません。
そして、経営が厳しくなると、コスト削減の対象に上げられることが多いのが『教育』です。
外食産業のような人由来のビジネスモデルは、それでは成長して行くことができません。

ここで抜きん出る企業こそ、勝者になれるのだと確信してます。

ダメな店舗というのは、店舗そのものが悪いのではなく、本社の考え方が悪い場合が多いです。
ですが本社の人たちは、自分を責めることをせず、店舗に責任を押し付けます。
ルールや作戦が悪ければ、選手は良いプレーをすることはできません。

どのようなことでも、お気軽にご連絡くださいね。
 

 
GP 2007年11月02日 23時31分
 
 
私の所は採用段階で絞っています。
今の子は結構辛抱が足りないのでまず我慢する事を
教えて次は掃除の仕方を教えています。
まず面接に来た日に会社側からリスクとメリットを書
いた紙を渡し返事は4日に下さいと行っておきます。
来る気がなければ返事は要らないとそうして来たいと
言われてから又4日後に返事を聞きに電話を下さいと
言っています。
このようなシステムにしてから辞める子が激変しました。
簡単に手に入れると簡単に手放します。
やっと手に入れると大事にします。
それで此方も人では欲しいですが我慢比べです。
 

 
ミヤモト 2007年11月03日 10時46分
 
 
採用で絞ることは理想ですね。
魅力のある会社(店舗)な証だと思います。

今は求人を掛けてもエントリーすらないことがあります。

> まず面接に来た日に会社側からリスクとメリットを
> 書いた紙を渡し

入口で指針を示すことも重要ですね。
これをやらないと、入ったもののナニをしていいのかわからない状態になってしまいます。

出勤初日に『今日はとりあえず様子をみてて‥ 』とかやってしまうとは、取り返しのつかない失態です。
外食産業には、まだまだそんな教育が残っています。
 


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