少し出遅れ間がありますが、本年もよろしくお願いいたします。
2007年を象徴する漢字一文字が『偽』となりました。 朝日新聞も元日から『ニセモノ社会』というコラムを連載しています。
『偽』の中心にいたのは『食』にまつわる偽装で、1月の不二家の消費期限切れ牛乳使用に始まり、外食産業のダークサイドが世間に晒された1年でした。 次々とバッドニュースが報道され、そんなタイミングで私のところにもメディアからの取材依頼が何度かありました。
このような問題は、企業(店舗)が利益を追求する宿命がある以上、完全に避けることはできません。 意図的に隠蔽工作している企業は論外ですが、悪意がなくても事故が起こる要素はたくさんあります。
例えば、食の安全に関する知識を持たないスタッフが、食材を扱う環境にあります。 仕入先が虚偽の表示をした原材料を納品することがあります。 高騰している原材料のロスを減らそうという心理があります。 これらは産業というシステムの中で運営する限り、潔白なカタチにすることは無理です。
ミートホープ社の社長がいってたじゃないですか。 『安いものばかり求める消費者も悪い』と。
これは自身の悪事の責任を消費者になすりつけるとんでもない理論ですが、値段だけを優先する購買にリスクがつきまとうことは事実です。 生産者も流通者も仕入先も利益を考えなくてはいけないのです。
スタッフの採用はどこの企業も苦労をしています。 時間と愛情を掛けてスタッフを教育する環境にありますか?
年初からネガティブなことを書いていると誤解しないでくださいね。 これは外食産業にとって大チャンスだと思っています。
真面目にちゃんとやればいいのです。
昨年お亡くなりになられた元ロイヤル社長の稲田直太さんがいっておられた『美味しいものを、いいサービスで、綺麗な店で提供する』。 このことをブレずに実行することこそ、最も大切だと思うのです。
安定成長、維持継続はとても難しいです。 地味に真面目に努力している企業こそが、輝かしい評価を得ると確信しています。 |