プロフィール

名前:宮本 健

趣味: 緑の中で深呼吸
     映画鑑賞:年間約50本
     モータースポーツ観戦


某ヤンチャな外食企業にて店舗企画セクションの責任者、店舗サポートセクションの責任者、危機管理責任者として従事。

2006年1月
アット・エイド 有限会社 を設立し、外食産業をはじめ、小売業やサービス業を幅広く支援。

東京を代表する幾多の店舗をデザイン。
でしゃばったメディア活動も少々。
商業施設士のライセンスも持つ。


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【Vol.50】 客単価10万円の繁盛店   2008年03月03日
昨年の後半辺りから店舗の閉店が加速しているように感じます。

人が採用できないとか、原材料費や賃料の高騰とか、いろいろ言う人もいますが、不振の原因はとどのつまり『品質』に問題があるからでしょう。

品質の定義は広範囲です。
商品が美味しいか、提供温度は適切か、盛り付けは綺麗か、などの商品品質にとどまりません。
(食の衛生管理はいわずもがな)
接客にも品質があります。お出迎えからお見送りまでの接客品質。
さらに清掃状況や居心地の良さなどの環境品質。
店内やアプローチに危険箇所などがないかの安全品質。
メニューの見やすさやサインの親切さ、わかりやすさにもグラフィック品質があります。

新橋のオフィス街の雑居ビルにある『あらがわ』は品質を突き詰めた店だと感じます。
取り壊しの決まっている一見、幽霊ビルのようなたたずまいの地下フロア。
昭和の匂いを醸し出す狭い階段を下り、退店した店舗の廃墟のような雰囲気を通り抜け、一番奥に『あらがわ』はあります。

『あらがわ』で感じることは徹底的な品質。
QSC(クオリティ、サービス、クリンネス)の全てで一切の妥協がありません。

話題のミシュランで星(ひとつ)の評価を得ているので知名度も上がりましたが、客単価10万円のステーキ屋として業界では有名な店でした。

商品価格も妥協がないが、外食慣れした富裕層からの圧倒的な支持を得ている理由は総合品質の高さに他ならないでしょう。

そこから『10万円のステーキ屋』という強烈なキャッチコピーが生まれ、店で食事をすることがステータスとなる。

立 地 : 廃墟風
客単価 : 10万円

それでも繁盛店は存在します。

昭和42年創業。
品質は裏切らない。
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