プロフィール

名前:宮本 健

趣味: 緑の中で深呼吸
     映画鑑賞:年間約50本
     モータースポーツ観戦


レストランのディレクターとして多数の話題店を手掛ける。

外食産業をテーマにしたテレビ番組の制作サポートや新聞、業界誌への執筆、ラジオ出演なども。

2006年1月
アット・エイド 有限会社 を設立し、外食産業をはじめ、小売業やサービス業を幅広く支援。



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【Vol.55】 繁盛旅館の心掛けていること   2008年09月08日
予告していた旅館体験についてお話しします。

外食産業は経済の下げトレンドに悩まされ厳しい局面を迎えていますが、それ以上に深刻な状況といわれているのが旅館業です。

日本各地の旅館は廃業の一途にあり、有名旅館や老舗といわれる旅館もこの数年で、相当数なくなってしまいました。
法人や団体利用が激減し、利用ニーズの変化へ対応する柔軟性欠如が大きな理由とされています。

この理由は、今、外食産業が抱えている悩みと似ていると思うのです。

旅館は個人や小さな組織が経営しているケースが多く、本来は柔軟な発想転換が容易な組織のハズです。
ですが、旧態依然の体質から抜け出せず、息途絶えてしまっているケースが後を絶ちません。

旅館業はいつからか、大手旅行代理店に集客を頼るようになってしまいました。
思うに、これこそが衰退の根源だと思うのです。

最も重要な実務の『集客』を人に委ねる。
これで上手くいくわけがありません。

私には飲食店がクーポンマガジンやウエブ広告、ビラ配りに頼ってしまっている現状とカブるのです。
何の抵抗もなく、それらを標準化している店舗があまりにも多い。


私が先日 宿泊した旅館はとても評判の良い繁盛旅館です。
一泊二日の短い滞在でしたが、滞在約20時間を、旅館の外に一歩も出ることなく満喫しました。
日本の様式美やおもてなしの心は快適です。

支配人、女将、調理長、接客担当の方たちからお時間をいただき、心掛けていることを聞いてみました。

そこで聞けた話しに特別なことは何もなく、
 ・宿泊者への感謝の気持ちを持つこと
 ・同じ旅館で働くもの同士の信頼関係
マニュアルらしいものはほとんどなく、人の想いを行動に示しているだけ。

調理長は接客担当者に『(料理を)運んでください、お願いします』と口に出して伝える。
接客担当者は料理人の気持ちが届くよう、想いを込めて運ぶ。

飲食店でこれらができてる店、どれだけあるだろうか。
日 記   コメント(4)
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 コメント
 
編集長 2008年09月08日 12時18分
 
 
宮本様
お久し振りです。諸方面でご活躍のご様子、残暑にはお気をつけ下さい。
また、久し振りに外食ドットビズにもご登場頂き、辛口のコメントをしていただきたいなぁとも思っております。

旅館のお話、ごもっともと思い拝読させていただきました。
旅館業の衰退につきましては、個人的にはもう一つ理由があるのかなと思っています。

それは、画一的なサービスに対して、利用者の意識が変わってきているのではないと言う事です。
現代の日本人には、結構個人主義的な風潮が生まれていると思います。「自分でできることは自分でするから放っておいてよ」的な考えです。

過剰なサービスをされると鬱陶しいと感じる人が結構いるのではないかなということです。

一軒の旅館で多様なサービスをするのは厳しいと思いますが、旅館街であれば差別化もできるのではないかなと思っています。

競合のための差別化ではなく、協業のための差別化というのを街全体で考えることはできないのでしょうかね。
 

 
ミヤモト 2008年09月10日 01時18分
 
 
コメントありがとうございます。

旅館は日本の『原点』、寂れてしまうのは悲しいものです。
旅館関係者と話しをすると、あきらめている方、工夫しない方、悪いことに気付いていても治さない方が多いです。

ダメになるべくしてなっている、そんな感じを受けます。
良いところは良くなろうと努力してます。
その差は開く一方です。
 

 
☆GP 2008年10月21日 21時33分
 
 
旅館業も大変でしょうね
ホテル業も大変なのか勧誘があり泊まってきましたが
それも良いホテルだと会員になっても良いかなと言う気持ちで
とても人に勧められる対応ではありませんでした
充分と言えば充分なのですが
後一工夫が足りないと感じました

恐らく旅館も後一工夫が出来る所出来ない所の差が
酷くなってきているのだと思います。

サービス業はこれからまだ大変な時が来るでしょう
 

 
ミヤモト 2008年10月23日 23時54分
 
 
私も昨夜は『超』を付けていいくらいの有名老舗ホテルに宿泊してました。
正直、落胆でした。

お客様に良い時間を過ごしていただこうという気持ちがないのだなと、幾つかのことで感じました。

偶然、支配人らしき人が設備関連の取引先の人と会話をしている場面を目撃したのですが、ホテルマンとして恥ずべくくらいの知識の浅さと言葉使いの悪さでした。

感じの良いスタッフもいただけに、残念です。
 


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