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あきんどスシロー、極洋・ユニゾンと資本業務提携へ 水産、投資事業の2社と組み、回転寿司再編脱却か

 あきんどスシローは27日開催の取締役会で水産大手の極洋と投資事業を手がけるユニゾン・キャピタル・グループ(以下、ユニゾン)との戦略的業務・資本提携を決議した。併せて、ユニゾンの運営する投資ファンド2社を対象とした第三者割当増資を決めている。あきんどスシローはユニゾンが運営する投資ファンド2社に対し、第三者割当による新株式及び第2~4回新株式予約券を発行する。これによりユニゾンの運営する投資ファンド2社は発行済み株式の18.0%を取得することとなる。極洋と組むことにより海外の店舗展開や食材の仕入といった点でメリットを見込む。ユニゾンから48億円余りの資金を確保することで新規出店や店舗改装を推進していく。水産大手、投資事業の2社と組むことで、ゼンショーを軸とした回転寿司業界の再編から脱却を目指すものと思われる。

 極洋との提携では海外展開を含めた総合的協力体制確立を検討する。具体的には、海外出店に当たり魚介類の調達、物流や店舗開発に極洋のノウハウを生かす。極洋が進めているタイでの欧米向け冷凍寿司の製造販売にあきんどスシローのメニュー開発能力を生かす。魚介という共通点があるため、食材の共同開発によって仕入機能を強化していく。両社の関係を強化することから、社外取締役1人を受け入れる見込み。

 ユニゾンは、あきんどスシローが策定した中期計画達成に向け、資金とノウハウの両面から成長支援策を提供する。特に財務や経営管理といった面でユニゾンのノウハウを生かす。ユニゾンからも社外取締役2人と社外監査役1人の派遣を受け入れる。

 資本提携では、ユニゾンが運営する投資ファンドのAtlantic Fisheries,L.P.とPacific Fisheries,L.P.の2社が、あきんどスシローの普通株式117万2000株のほか、第2~4回新株予約権を第三者割り当てによって取得する。調達する資金は約48億2900万円。あきんどスシローでは調達した資金を新規出店(約39億円)、既存店改装投資資金(約5億円)、システム投資などに充てる。

 あきんどスシローは今回の業務資本提携に合わせて、中期計画を策定している。最終年度である12年9月期には、売上高1080億円、営業利益63億円、期末店舗数406店舗を目指す。

 今回の資本提携により、あきんどスシローの筆頭株主であったゼンショーの出資比率は27.2%から22.3%に下がることになる。依然として筆頭株主ではあるが、出資比率の引き下げによって、ゼンショーを軸とした回転寿司再編の動きが止まる可能性も出てきた。

(外食日報)
2007年08月28日更新

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