HOME > 起業のすゝめ記事一覧 > 経営者に求められる「素直さ」店長が求めるべきは「街の声」
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やきとり酒蔵 「 庄助 」 や 個室Dining 「 しょう助 」 など、新宿エリアを中心にさまざまな形態の飲食店を展開する しょうすけグループ 代表・出井武泰氏。新宿という街にこだわった店舗形態やメニュー開発で、多くのファンを生み出して拡大路線を辿ってきたしょうすけグループだが、その裏には今だからこそ語れる苦難もあったという。成功をおさめた後におとずれた大リストラやどん底からの復興など、現代飲食店経営の真実をお教えいただきます。 |
リストラの具体策として、不採算店を閉鎖し、持っている不動産を売却もしました。西口店はたまたますぐに買い手が見つかり、本店向かいのビルや土地もたまたま不動産バブルが来ていて高く売れました。買ったときより 1億円も高く売れたりもしましたね。そういう意味では、本当にギリギリのところで踏ん張ることができました。その時は、絶対に諦めないことだけを考えていました。諦めたら簡単に楽になれるんですよ。でも、これだけ店を増やしてきて、何百人ものスタッフがいました。私が諦めたらその人たちはどうやって生きていくんだろうと考えたら、自分がどうにかしなければいけない。絶対に諦めちゃいけないと誓いました。どんなに苦しくても。そうなると、夜に寝られなくなりますよ。明日、何百万円じゃなくて何千万円足りないと言われたらね。 でも、私はよく寝られたんです。夜考えると眠れないから、明日の朝に考えようとしたんです(笑)。いま思うと、経営者として向いている性格なのかもしれないですね。寝られない人は経営者に向いてない。体調崩すのが目に見えています。
リストラ案は、弁護士や税理士と相談して30項目にもわたる内容を作りました。ダラダラとやっていたんじゃ、やらない方が良かったということになるから一気にやりとげました。そうアドバイスされたから急いでやっただけですけど。いまでも銀行の担当者はリストラ案を持っているはずです。実行した記録として残しているから、金融機関も応援してくれたのです。今にしてみれば、そういう姿勢を示すことも経営者としては必要で はないかと思います。といっても、銀行が 「 危険な状況 」 と言ってきてから、まだ4年も経ってないですが…。
会社が落ち着いたのは、本当に最近のことで、去年の夏頃です。それまではこんな話はできなかった。結構親しくしていた人たちにも隠していたから、私の会社がそんな危険な状況だったとは誰も知らなかったはずですね。話す必要もないですけどね。
業績が良かった時に、飲食経営の専門誌で表紙を飾ったこともありますが、たまたま当たってしまっただけなんで、飲食店について語れないんですよね。これから飲食店を開業しようという人達に、こんなリストラ話をしてもいいのかなとも思いますが(笑)。ただ、アドバイスとしては、金融機関をはじめ不動産、施工業者などそれぞれのプロの話は素直に聞いた方が絶対にいいですね。
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出井 武泰
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| 1967年東京都新宿区生まれ。父がオーナーを務める居酒屋を小学生の頃から手伝い、大学卒業後はヤオハン、モスフードサービスに勤務するなど一貫して接客業に親しむ。実家が所有するビルの改装に伴って、1997年に居酒屋新店の運営を任せられることになる。以降、新宿を拠点にさまざまな業態の店舗を成功させて、しょうすけグループを形成する。現在は新宿12店、池袋1店の飲食店を運営している。中学生の頃から始めた趣味のサーフィンでは、大学生の時に学生チャンピオンに輝く。プロサーファーを目指してオーストラリアで生活していた経歴も持っている。
しょうすけグループ Website >> |
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