そんな中でやっと見つけた厨房機器の出展日本企業が三洋とホシザキだった。この 2 社の方にシンガポール周辺諸国の市場についてお聞きした。三洋電機・コマーシャルカンパニー社長の川島克久氏は、「ここでのビジネスは 30 年ほど。長い年月をかけて人間関係を作る必要があった。急な市場参入は難しいでしょう。欧米のメーカも同様に古くからここの市場に参入している。また、ホテルの設計者は欧米人が多く、その人たちが選ぶので、良く知っている欧米のメーカが選択されることになる。そんな理由で欧米系のメーカ中心の市場になっている。」と市場の特徴を説明された。
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| <三洋電機・コマーシャルカンパニー社長の川島克久氏、三洋ブース> |
また、ホシザキ電機・海外事業部の山下和彦氏は、「ホシザキはグローバルな企業で、世界各地にある工場から、そこの市場に合った商品を投入している。そのようなアプローチでないとグローバルなビジネスはできない。また、三洋・ホシザキともに冷蔵機器メーカで、調理機器メーカは、ほとんど欧米系である。調理機器は使う人の身長や厨房の大きさ、ガスのカロリーなどに左右されるため国ごとの状況に合わせる必要があり、これから日系のメーカの参入は厳しいのではないか。」と話された。
このお 2 人のお話を総合すると、当然ではあるが市場参入には時間がかかり人間関係を醸成すことと、企業自身がグローバルなビジネス展開をしていてその市場に最適な商品を投入できることが浮かび上がる。この条件に合う日系企業が少なく、一方欧米系企業が多数ここの市場に参入している。それをこのショウの出展社数が反映しているということだろう。日本の厨房機器メーカは日本中心のビジネス展開で、グローバルな展開が出来ている企業が少ないことが浮き彫りになった。 |