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「飲食業を支えるインフラとしての情報システムの将来像」を創り上げるOFSC -OFSC標準を採用したPOSシステム「和」 株式会社ダイナック

飲食企業、情報システムベンダー及び関連企業が協力して、「 飲食業を支えるインフラとしての情報システムの将来像 」 を作り上げるなどの活動をしている 一般社団法人オープン・フードサービス・システム・コンソーシアム(OFSC)。その具体的な活動の一つが、飲食業ITシステムの標準接続規格(OFSC標準)で、全米小売業協会(NRF)傘下の標準化団体 (ARTS)とアライアンスを組んで標準を作成する活動を行っている。ここでは、OFSC標準を利用したシステムの紹介を行う。

OFSC標準を採用したPOSシステム「和」

“ 「食の楽しさをダイナミックにクリエイトする」 それが私たちの仕事です。” を企業理念に首都圏・京阪神を中心に約260店舗の多彩な食空間を展開する株式会社ダイナック。昭和33年(1958年)に誕生した同社は、日本で初めての 「飲」 と 「食」 を融合した 「 パブレストラン 」 業態の開発など、優れた業態開発力を活かし、数々の業態を世に生み出してきた。それと共に、いち早く情報システムを取り入れ、経営に活かすなどIT先進外食企業の顔も持つ。今回、同社ではOFSC標準を採用したPOSシステムを開発した。

新POS導入で「倶楽部ダイナック」有効活用を図る

新たなPOSシステムを導入するにあたり、当社にとって理想のPOSシステムはどのようなものかを再検討した結果、次の3点に集約できました。

オペレーションを犠牲にしない店舗のスムースな業務を支援できる “使いやすい”POSであること

変化していく環境に素早く、柔軟に適応できるコストダウンに繋げるため、新しいデバイスや新しい環境を、制約事項が少なく、素早く取り入れられること

欲しいデータが容易に取れる経営判断に必要な情報を確実に取り入れられること

この背景の一つには、「倶楽部ダイナック」 を如何に有効に使うかと言うことがあります。「倶楽部ダイナック」 は、会員制のポイントカードで、30,000円ご利用になられると3,000円分のお食事クーポンが発行されます。10%という業界最高還元率のため、非常に好評を得て、ディナー時間帯の約4割の方が利用されています。逆に、これだけ使われているということは、有効に活用することが経営上でも非常に重要となってくるのです。

藤岡英彦氏もう一つがiPadやiPhoneに代表されるスマートデバイスの登場です。今まで、POSやOES(オーダリングシステム)のハードウェアは専用の機器を使うことが殆どでしたが、ローコスト・ハイパフォーマンスのスマートデバイスの登場で、専用機に代われる可能性が出てきました。これが利用できれば、コストダウンに繋がると考えられます。

OFSC標準採用で自由度の高いシステムを構築

大橋健二氏飲食業向けのPOSやOESの殆どは、各メーカー独自のインターフェースです。これでは、A社のOESにスマートデバイスをPOSとして利用するとか、OESのハンディターミナルだけスマートデバイスを利用するとか、OESのキッチンプリンタだけC社の機器を利用するといったことができません。そこで、具体的な開発にあたって、機器間のインターフェースにはOFSC標準を採用することにしたのです。これにより、システム環境に依存しない真のマルチプラットフォームが実現できると共に、開発のスピードアップや工数削減が期待できました。

豊富な実績からメディアミックス社への開発委託と東芝テックのH/W採用を決断

POSソフトウェアの開発はメディアミックス社へ委託、POSとOESのハードウェアは東芝テック社の製品を採用しました。両社とも、OFSCの会員企業であると共に、飲食業界において豊富な実績を持っていたからです。

メディアミックス社は、POSのパッケージソフトに豊富な販売実績があるだけでなく、店舗支援システムなども開発・販売するなど、技術力とこの業界のノウハウも持っています。また、東芝テック社は、長年に渡り使用させて頂いていることもあり、まずはその使い勝手の良さ、そして保守対応力の高さから、両社にお願いをすることにしたのです。もちろん、両社とも金額的に頑張って頂けたことも大きな要因です(笑)。

優れた商品の選択が可能に

今回、当社のPOSシステムにOFSC標準を採用したことにより、真のマルチプラットフォームが実現できることになりました。OFSC標準というオープンな環境下で、ITベンダーが切磋琢磨して、飲食業界にとって良い製品が出てくることが期待できます。我々飲食企業にとっても、機能優先やコスト優先など様々な選択肢が増えることになります。そのためにもOFSC標準に準拠した製品が増えることを期待しています。

ベンダーから一言

東芝テック株式会社

玉野良行氏東京飲食店営業総括部
飲食店営業部 第三課 玉野良行氏

当社の様にシステムで提供しているITベンダーにとって、POSやOESを個々のデバイスとなるOFSC標準は脅威と受け取れます。一方で、飲食店様を取り巻く環境は非常に厳しく、人手不足が深刻になってくると思われます。そうすると、接客用ロボットや、言語変換用ウエラブル端末、更には厨房機器との接続など、様々な機器との連動が必要になり、当社だけでは対応できなくなってくる可能性があります。そういった意味で標準のインターフェースがあると、機器間の接続の開発費が軽減できるなどのメリットがあると共に、私共にもビジネスチャンスが生まれる可能性がありますので、非常に良いことではないかと受け止めています。

永田直樹氏林康夫氏

株式会社メディアミックス

武久真也氏ソリューション営業部
部長代理 武久真也氏

当社は、POSアプリケーションを開発している会社ですので、お客様から様々なメーカーさんのOESなどの機器との接続を要望されています。特に、近年は専用OESだけでなく、iPadを使用したPOSとか、重谷圭介氏iPodやiPhoneを使用したOESなど市販品を利用したOESを販売しているITベンダーさんが増えてきています。これに対して、一社一社個別に連動させようとすると、開発費が非常にかかってしまいますが、標準インターフェースを利用することにより開発費を低減できるなどのメリットがありますので、是非OFSC標準を採用するITベンダーが増えてきて欲しいと思います。

取材日:2015年7月14日

 
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役員

代表理事 加藤秀雄
理事 會田邦廣
理事 村上健一郎
理事 湯澤一比古
理事 大橋健治
監事 伊藤成美
監事 冨山恭道

顧問横川 竟

事務局事務局長 酒美保夫

取材協力
東芝テック株式会社 永田直樹氏 林康夫氏 玉野良行氏
株式会社メディアミックス 武久真也氏 重谷圭介氏
部署名・役職略


文:齋藤栄紀

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