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「すべては飲食店の盛業のため」飲食体験の価値向上を目指す、サントリーのソリューション活用術

消費者動向を精緻に分析したマーケティングで、昨今ヒット商品を立て続けにリリースしている サントリーグループ。商品力だけではなく、おいしい作り方など効果的な情報発信で、角ハイボールの大きなムーヴメントも創出している。おいしさや品質を正しく伝えて顧客の琴線に触れるという手法は、業務用製品や飲食店向けの運営サポート業務にも反映されている。今回は、2010年のヒット商品であるノンアルコールビールテイスト飲料 「 オールフリー 」 や 「 トリスハイボール 」 を例に、業務用製品での取り組みや飲食店サポートの実態をレポートするとともに、飲食店向けソリューションの活用方法を探っていく。

第1回 新たなサントリーグループによる外食業界への取り組み

サントリーグループが持株会社制を採用したのは2009年のこと。 食品、酒類、ワインなどこれまで展開してきた事業それぞれが、 持株会社サントリーホールディングス株式会社傘下の子会社となった。アルコールを取り扱う会社としては、製造およびマーケティングを行うサントリー酒類株式会社があり、その下に販社にあたるサントリービア&スピリッツ株式会社があり、全国へ販売する構造となっている。サントリー酒類が扱う製品ジャンルは、基本的にビール・ウイスキー・スピリッツ系。各地のビール工場や 山崎蒸溜所などは、サントリー酒類の1部署という位置付けになっている。なお、ワインについては、分社化されたサントリーワインインターナショナル株式会社が扱っている。

 

サントリーグループ紹介[サントリー ホームページへ…]「 持株制の導入の狙いは、事業を細分化して、各会社が担当する分野で最大限の力を発揮すること 」 にある(サントリービア&スピリッツ株式会社 営業推進第1部部長 武藤多賀志氏)。実際に2009年度のグループ連結売上高は、前年比102.5%の1兆5507億円へ拡大。酒類セグメントも前年比101.5%の売上高5577億円と業績を伸ばしている。2010年の計画では、全体の売上高1兆7430億円を見込んでいる。

 

飲食店向けのWEBソリューションを近年に強化

サントリーグルメガイド持株会社制導入と時期を同じくして、飲食業界向けの取り組みとして強化されたのが、WEBでのソリューション展開である。一般消費者と店舗をマッチングさせることで、飲食店をサポートするメニューが2つある。ひとつは、1996年に立ち上げられた 「 サントリーグルメガイド 」。一般消費者が好みの飲食店を探すためにアクセスする店舗検索サイトで、サントリー製品を取り扱う飲食店を中心に約1万5000店を掲載している。現在のアクセス数は、月間約1000万PVにも達している。

 

特長的なコンテンツとなっているのが 「 樽生達人店 」 のPRだ。樽生達人というのは、ザ・プレモアム・モルツなどの生ビールをおいしく飲める店舗のことで、サントリーが定める 「 おいしい樽生の三原則 」(毎日洗浄する、適正なガス圧で抽出する、正しく静置冷却する)と 「 こだわりの二ヵ条 」(きれいなグラスを自然乾燥させる、中身7:泡3の割合で注ぐ)をしっかりと達成している店をサントリー側が認定している。サイトには、「 おいしい樽生の飲めるお店で検索 」 という簡便な検索方法があって、閲覧者の目に留まりやすいというメリットがある。

 

サントリーバーナビ ホームページへもうひとつの 「 サントリーバーナビ 」 は、サントリーの強みであるバー業態での日本最大級検索サイト。サントリー=ウイスキーという昔からのイメージがあるが、その得意先バーの集客支援サービスという位置付けである。オーセンティックバーからカジュアルバーまで約5200店舗を掲載、こちらも月間700万PVを達成している。バー業態の検索だけでは驚異的な数値と言えるだろう。最初に食事をして二軒目利用にバーへ行きたいという利用傾向をうまく取り込んでいるようだ。なお、「 グルメガイド 」 の検索結果を表示する際に、最寄りにあるバーを連動してガイドする機能もあり、相乗効果を生み出している。

 

ご繁盛店サポートサイト ホームページへ飲食店経営者へダイレクトに情報を提供するサポートメニューは、「 サントリーバーテンダーズクラブ 」 と 「 サントリーご繁盛店サポートサイト 」 の2コンテンツ。「 サントリーバーテンダーズクラブ 」 は、「 バーナビ 」 に載っている店舗を中心とした会員サイトで、プロモーションや新製品の案内をするほか、会員限定の研修会やワークショップ等も開催している。そして、業態に関わらず飲食店業務をフォローしてくれるのが、2008年からスタートした 「 サントリーご繁盛店サポートサイト 」 である。サントリーおすすめ商品の情報や販促に役立つ情報・ツールなどを提供している。例えば、「 トリスハイボール 」 のコンテンツでは、「 トリスハイボールのスターターキット 」 の無償提供を行っている。飲食店がトリスのハイボールを取り扱いたいという場合に、アンクルトリス描かれたPOPやジョッキ、いしいハイボールの作り方などのツール繁盛店サポートサイト ホームページへ供をサイトから申し込めるというものだ。情報入力だけで公式の販促ツールを入手できるのだから、個人の飲食店にとって大きな支援になるだろう。「 サイトでこういう取り組みをするのは近年のこと。ここ1、2年でのチャレンジ。できるだけ多くの飲食店の方々と接点を持つために、webでの活動は有用。直接的・間接的にリーチを広げていきたいと思っています 」(武藤氏)

 

11月からはノンアルコールビールテイスト飲料 「 オールフリー 」 のコンテンツも掲載され、取り扱いを検討している店舗に向けたモニターキャンペーンも実施している。店舗での導入前に、実際に自分の舌で味わえるという企画である。次回は、「 オールフリー 」 のコンテンツ詳細ならびに、同商品の業務用利用での可能性を探ってみたい。

オールフリー モニターキャンペーンサイト

 

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サントリーグループ

武藤多賀志氏

サントリーグループ
http://www.suntory.co.jp/

1899年(明治32年)に鳥井信治郎氏が、葡萄酒の製造販売のために鳥井商店を開設して創業。
1921年(大正10年)に株式会社寿屋を設立。
1929年(昭和4年)に、日本最初の本格ウイスキー 「 サントリーウイスキー白札 」 発売。
1963年(昭和38年)にサントリー株式会社に商号変更。
1967年(昭和42年)、「サントリービール〈純生〉」発売。
以降は、清涼飲料・健康食品・外食事業もスタート、いずれも実績を残している。

2009年(平成21年)に持株会社制へ移行、新たなサントリーグループを形成している。
【代表者】 サントリーホールディングス株式会社 代表取締役社長 佐治信忠

取材協力:
サントリービア&スピリッツ株式会社 営業推進第1部部長 武藤多賀志氏

文: 貝田知明

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