日本人旅行者の目に留まった最新人気店舗は?
福本●印象に残ったのは、ガイドブックに載ってない普通の商店街の食べ物屋。それこそ、町の定食屋みたいな店です。豚肉を揚げたものがご飯に乗っている「パーコーハン」を必ず置いているような店に好んで行っていました。結局、麺やお米を食べてたのですが、ご飯はどこも美味しく、食べやすかったですね。
日本で食べたら 800 円はするだろうという内容の定食が 200 ~ 300 円程度でしたから、日本の 1/4 位。観光コースで行くような店は違いますけどね。有名なお店より、安くて美味しかった。店も空いていたし。夜は、食べられるスペースがあるお総菜の店にも行きました。
齋藤●韓国ではどのような外食事情でした?
坂尻●トレンドを考えるなら、「 Well Being 」がキーワードでしょうね。ライフスタイルを示す流行り言葉で、「量より質」といった意味です。昔ながらの韓国料理は量がすごい。 500 円位の韓定食を頼むと、ご飯と味噌汁に小皿が 40 種位出てくる。お皿が空になると、店の人が交換してくれるから、食べてもきりがない。わんこそば状態。これが 500 ~ 700 円で食べられる。
齋藤●それは宮廷料理じゃないんですか?
坂尻●定食屋でも出てくる一般料理です。お皿をキレイにして、“ごちそうさま”というと、店側が納得しないわけです。私たちのサービスが、この人には充分ではなく貧しかったのではないかと考える。それが昔ながらの食文化だったんですが、「本当にそうなのか?」というのが最近の風潮なのでしょう。やたらに量を食べるのではなく、質を追及しようという動きで、確かにそうでしたね。お代わりを持ってこない店もあったし、少量のポーションになっていると感じました。
料理のメニューでは、韓国の女の子の間では、二つの流行料理がありました。ひとつが「ブルダック」で、最近渋谷などにも専門店がありますが、鶏肉を甘辛く煮たもの。もうひとつが豚皮の料理。日本と同じように健康ブームで、疲労回復やビタミン B 群など豚肉だけに含まれているから。人気の店という見方をすると、豚をアレンジしたものが目立っていた。
それから、「スターバックス」でカップルが楽しそうに過ごしている光景をよく見掛けました。僕らの感覚では、ちょっと時間があるから寄るとか、待ち合わせの場という使い方ですが、デートの目的地になっている感じを受けましたね。店は同じなのに、利用する側の雰囲気が違っていたのが印象的でした。
齋藤●上海で印象に残ったのはどのような店でしたか?
酒美●新天地という平屋のショッピングモールのような場所です。いわゆるトレンディースポットらしいのですが、ベラボーに高い。カフェ&バーみたいな店で朝飯を食べたんですが、フレンチトーストとコーヒーを入れて 100 元弱、 1500 円位。場合によっては、現地の人の 1 ヶ月分の食費ですよ。どの店も高かったですが、そこからちょっと外れると数元で飯を食える店があったりする。所得に合わせた、いろいろな価格帯の店があるという街ですね。
ホテルや現地の人に一番人気のあるレストランを聞いたら、全員が「小南国」と答えました。やたらと豪華な作りのお店で、中華料理をベースに別業態で焼肉屋もやっている。一人 250 元程度とそこも高かったですが、満員で予約しないと入れない状況でした。
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